しわくちゃになったら、会いに行きます。


 あたしは、まぁね、と呟いて座席に埋まってみる。


 あまり乗ることのないお兄ちゃんの車。


 ネコをモチーフにしてる某キャラクターの車内は、女の子みたいで、ちょっと面白い。


 でも、所々バスケットのストラップがあって、お兄ちゃんらしい。




 「お兄ちゃんって、以外と有名なんだね」




 「以外を強調すんなよ。まぁ、気が付いたらみんなに知られてたな」




 楽しそうに笑って、お兄ちゃんはパーキングエリアに入っていく。


 お姉ちゃんはまだ帰ってないみたい。


 家の明かりはまだ付いてない。


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