しわくちゃになったら、会いに行きます。


 お兄ちゃんは、お姉ちゃんが居ないことを知って、嬉しそうに鼻歌を歌ってる。


 兄妹なのに、嫌ってるのかぁ。


 なんだか寂しく思う。




 「朱里」




 「なに?」




 エンジンを切ったお兄ちゃんと、一緒に家に帰る。


 お兄ちゃんはしばらく考えるように黙ったあと、言いにくそうに切り出した。




 「見に来てた、だろ? 彰太」


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