しわくちゃになったら、会いに行きます。


 彰太くんに会いたい。


 彼は、どれだけあたしが呼んでも出てきてくれない。


 寂しいし、不安になる。


 もしかしたら、もう居ないんじゃないかって。




 「テストは勉強すればいいだけだよ、霜月さん、紀月さん」




 笑いの含まれた声。


 驚いて、莢子と一緒にそちらを見やって。


 声の主を大藤くんだと認識する。




 「あ、ごめん。隣だったから、話聞いちゃった」


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