しわくちゃになったら、会いに行きます。


 あたしもそのつもりだったから、簡単に机の上を片す。


 どーぞどーぞ、と言って招き入れて。


 松岡くんと楠木くんも大藤くんの元へ来るから、あたしたちの机は一瞬で華やいだ。




 「誰かオレっちのために国語教えてくんね?」




 松岡くんの言葉に、国語が一番得意のあたしは手を上げる。


 救世主見たりといった風情の彼に苦笑して、あたしは数学の助けを求めた。


 手を上げたのは莢子と楠木くん。


 二人して文章問題が苦手だという事実に大藤くんが苦笑する。




 「そういう大藤は、万事屋ですかよ? ん?」


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