しわくちゃになったら、会いに行きます。


 別に、一人でもいいんだけど。


 あたしが大丈夫だからと断っても、待ってろなんて、なんだか無理やりで。


 悪い人じゃないんだけど、変な人。


 しばらく、ベンチに座ったりウロウロ歩いたりしていた。




 「ねぇ、そこの人」




 突然、声が掛かる。


 でも、声のする方を見ても、人の気配を感じられない。


 更に薄暗くなってきた今じゃ、目のよくないあたしは分からない。




 「誰か居るんですか?」


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