しわくちゃになったら、会いに行きます。


 あたしは諦めて立ち上がった。


 近くに行って、確認しよう。


 ガサガサと草木の揺れる音を頼りに近寄る。


 この辺から、と思うところで立ち止まった。




 「っしゃぁ! オンナノコゲット!」




 その瞬間、ものすごい力で誰かに引き寄せられあたしは前につんのめった。


 自分の重心を保てなくてそのまま地面とキス――とはいかなかったけど、そこそこ痛い。


 あたしは誰かに覆いかぶさるようにして、倒れこんだ。




 「さすがッスね!」


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