しわくちゃになったら、会いに行きます。


 四方から声が聞こえてくる。


 一人だと思っていた人は、かなりの人数いた。


 サッと血の気が引く。


 やっと現状が理解できたあたし。


 咄嗟に野生の勘が『逃げろ』と使命を与えた。




 「ちょっ……、離してください!」




 「離してくださいだって~! ウケる! 男から逃げれるのなら、やってみろっての!」




 あたしを羽交い絞めにしていた男から大きな声が飛ぶ。


 怖い。


 必死に抵抗した。


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