しわくちゃになったら、会いに行きます。


 ブラジャーのホックが小さく音を立てて外される。


 もう、だめだ。


 流れに身を任せて、意識を手放そうとした時だった。




 「やっぱりお前らか! 何してんだよ!」




 男たちとは全く異なる声を聞いた。


 あたしは、この声を知ってる。


 大藤くんだ。大藤 宏汰[オオフジ コウタ]くんだ。


 やばっ、といったように立ち上がる気配。


 あたしを捕まえたまま離さない男は、静かにことを見守る。




 「やっぱりとは失礼だねぇ。男ならこのくらい当たり前さ」


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