涙空

古都の夏風

季節は夏になり、期末考査が始まり、私達4人はトップに君臨した。






そんな時。





「夏休み、4日間おばあちゃん家行かない?」






月城から持ち上がった会話。






「おばあちゃん家?」






「そう。日程はいつでもいいよ。光は来るよね?」





「ああ、行かせてもらう」




立花と月城は小学校からの同級生らしく、仲良くなった小3から毎年一緒に行っているらしい。




「私は夏休み暇だよー」





「私がいないと華がないでしょこの3人じゃ」






私と、伊織の謙遜もクソもない了解で、月城のおばあちゃん家行きが決定した。
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