天体観測の夜は月に願いを…
祈織「……買い被り過ぎじゃない。僕はそんなに優しくない。」
美咲「そんなことない。だって先輩、私のこと探しに
来てくれたんでしょう?」
祈織「それは……。」
美咲「心配かけてすみません。ありがとうございます。
私もう行きます。
先輩にもう1つだけ…。
『三日月は右の肩ごしに見ると更に幸福度アップ』です。」
ペコッと、お辞儀をすると彼女は階段を走って降りていった。
暗いおかげで、首まで真っ赤な自分が見られなかった事に
ホッとしながら彼女を見送った。
そして確信した。
彼女はやはりあの時の少女だと・・・。
相原美咲は、あまり話したことのない自分のこと、よく見ていた。
なんだろう今まで感じたことのない感情が、グルグルと回っている。
完全にやられた。
決めたよ、君を彼女にすると。