天体観測の夜は月に願いを… 

美咲「三日月は、古代では『物事の始まり』を意味すると
   言われて、ん~それで『三日月を見ると幸福に恵まれる』
   とあるんですよ。」

祈織「そうなんだ。相原さんも倖せになりたいの?
   でも一人で見てるのは欲張りだなあ。」


彼女の事を何も知らなかった僕は、意地悪に返すと彼女は

泣きそうに顔を歪ませたが、少しだけ微笑んでから。


美咲「……幸せになりたいというか悲しいことが起こらない
   ようにって『おまじない』みたいなものです。
   それに今は先輩もいるから独り占めじゃないですよね。」

祈織「ごめん、意地悪だった。」

美咲「大丈夫です。だって先輩いつもは違うでしょう。
   いつもの先輩は月みたいですし。」

祈織「えっ! どう言う意味? いい意味かな?」

美咲「クスクス、いい意味ですよ。
   先輩は、月の裏側みたいに見せない部分も多いけど、
   基本優しい…。
   私の好きな月の光みたいに温かいです。」




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