みつばちとはちみつ


「何を?ヒロ?」


キョロキョロしてる 俺を 不思議そうに
見てるくうを 引っ張る。


「どこ行くの?ヒロ!」

「ここなら いいかな、ん!」


連れて来たのは マンションの地下駐車場
滅多に 人が 来ないはず。


「・・・もしかして?」

「うん、さっき 後でって言った。ん!」


顔を くうに近づけ、キスの催促。


「・・もう!」


軽く キスする。「もう1回・・」


また 軽い キス。「くう、足りない」


「・・もうだめ。」「いやだ」


くうの 腰を引き寄せ、もう片方の手で
後頭部を 掴み、俺より20cm 背の低い
くうに 覆いかぶさるように キスする。
もっと、もっと……ぐふっ!


…いって〜! わき腹に くうの強烈な
突きが 入った…

やりすぎた…

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