みつばちとはちみつ


「・・で、終わって・・ほとんど
何も 言わないまま・・帰ってきたの」


「は? 何それ?最初の つきあうか だけって事?マサ兄が 言ってくれたの」


「うん・・今は 不安しかない・・
このまま 終わりなんじゃないかって・・
その時の ムラムラ?なのかなって・・」


「まさか!マサ兄 そんな人じゃない!
ニナの事、大事にしてるはずだもん!
・・優しく、なかったの?自己満足?」


「わかんないよ・・初めてだもん。
でも、手加減できないから、ガマン
してって・・ごめんって 言ってた・・
ごめんって、何?やっぱり その時だけ
って、意味かな・・」


「絶対 違う!マサ兄だもん!ニナ なんか勘違いしてるんだよ!
ニナの勘違いに決まってる!」


「くうは、結局 マサ兄の味方なんだ!」


「じゃあ、私もニナと 一緒に なって、マサ兄に 騙されたね、って 言えば
いいの?! ニナも 違うでしょ?
マサ兄の 気持ち、信じたいんでしょ!」


2人して 熱くなって ポロポロ涙を
こぼしながら 言いあいをしていたら、
ヒロが 来てしまった…


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