みつばちとはちみつ
また!…もう だめ。
「くう・・もう 限界なんだけど。キスしたい。」
「えっ! だめだって! どこから見られてるか わからないし!」
「お前が ドキドキさせすぎるからだろ。
責任 とれ。誰か見ててももういいや。」
そう言って くうに 詰め寄る。
「くう、お願い。」
「・・だめ・・・お願い、ガマンして。
私だって・・一回したら たぶん もっと
ガマンできなくなるから・・」
その通りかもしれない…
「今日、ニナ 用事あるから ヒロの家、
行けないんだって・・・」
「・・わかった。帰りまで ガマンだな」
どんだけ 待てばいいんだ…ガマンし過ぎはだめだ。
「長いね・・ガマンしすぎると、
だめだね。・・ヒロ、毎日 寝坊する?」
くうも同じ事、考えてるんだな。
なんか…うれしいな。それだけで 。
「今日は くうが帰る時も 送る。」
「うん!さ、早く 食べよ!
クラブ 試合前だから 気合い 入ってるん
でしょ? 体力 つけなきゃ。・・
帰りの事 考えて 上の空になったら
だめだからね。怪我するから、ね!」
たぶん 無理だろうけど くうが心配するから「 わかってる」と言って くうの弁当を食べた…