みつばちとはちみつ


「ごちそうさまでした!」


お粥を 全て平らげてる。うん、大丈夫そうだ。よかった…


「明日、学校 行けると思うんだけどな。
もう 大丈夫だよ。」

「そうか?」


おでこを当てて 熱を計る。


「まだ熱いぞ。」

「それは・・そんな計り方 急にするから
でしょ・・」

「ん?」


あ…無意識だったけど 目の前に くうの長いまつ毛…

「お前・・まつ毛 長いなぁ・・」

そのまま その長いまつ毛にキスする。
目に おでこに 頬に…


「やっぱ いつもより 熱い。明日 休め」


キスはやめずに言う。くうからの返事はない。代わりに 口をんっと結んで、キス
する度に 小さくピクッとする…


そのかわいさに キスが唇へと移り、離せなくなる……

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