みつばちとはちみつ


朝、くうの熱は ほとんど下がってたけど
母さんに休むように 言われて、くうは
大人しく それに従った。


くうに言ってもらう「行ってらっしゃい」に ふわふわしながら 学校に向かう。


「ヒロ、おはよう!・・くうちゃんは?」

「昨日 あれから熱出した・・昨日、ありがとうな、コウ、リュウ。」

背中を バシッと叩かれ、

「何、言ってんだよ!水くさい!」

「そうそう。一件落着。何より!」


いい奴らだよな、この双子は…
いつも くうと歩く道を 男3人で 学校へと 向かった。

途中 会う 昨日の助っ人に
礼を言い、あの女子達の誰かには 目を
そらし…昨日のくうの言葉がよぎる


わかってる、くう。でも 来た時だけだ!


そうだ!団長とあみ先輩にも 礼言いに 行こう!あと ニナとエミちゃんだな。


昼休み、団長の所に向かおうと思った時
声をかけられた。昨日の1人だ。


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