みつばちとはちみつ


「待って・・緋色・・」

「・・何?」

「・・電気・・」

ああ…つけたまま 見たいけど…

リモコンのボタンを押して 常夜灯だけにした。その間に 自分のシャツを脱ぐ。

室内は うっすらとオレンジ色になった。


「全部・・消さないの?」

「これ以上 消したら 空がどこにいるかも わからなくなるだろ。いやだ。」


空の上に 覆い被さる。首の下に腕を入れ
アゴを上げて 深くキスする。滑らかな肌の感触を 片手の届く限り味わう。


「空、肌スベスベ・・気持ちいい。」

「や・・言わないで、恥ずかしい・・」


いつもよりずっと色っぽい声が 聞きたくて わざと 話しかける…


キスを ずらしながら 身体の曲線に沿って ショーパンを脱がして、ショーツの上から 手を触れる…


空が 小刻みに震え出した…
そのままショーツを脱がした…

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