みつばちとはちみつ


体を離し、空のカラダを見る…


「空・・めっちゃ きれい・・きれいすぎる・・」

「やだ・・見ないで・・や・・」


目を閉じてカラダを固くして 震えてる…

俺も下を脱ぎ 空と一緒に横になる…


「空・・おいで、定位置。」


胸にしがみつくと、下腹部に当たった物に全身がビクっとなり 更に震え出す。

腕に入ってる 力から 空の怖さと緊張が 伝わってくる…


「空・・本当に やめたくなったら、大声
出してでも、殴ってでも、俺 止めて。
俺だけが うれしいのは いやだ。
だから ガマンとか しないで・・

空・・好きだ。・・好き・・大好き・」


頭を撫でながら 何度も 繰り返す。

空にも この瞬間を幸せだと感じてほしい…伝わるように 何度も…


腕の力が少しずつ 抜けていく。


「緋色・・おまじない・・して。」


おまじない…空も 思い出してたんだ。

「ん…」何度も おまじないをして
キスに 変わっていく…

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