みつばちとはちみつ
×× くう ××


帰り道…

ニナは 用事が あるからと先に 帰ってしまった…


お互い 少し気まずい空気…
こんな気持ちじゃ、明日 いい演技なんか
できない…


「・・くう、今日も ウチで 飯 食って
行くだろ? 母さん、明日の為に 夕飯
がんばるって 言ってた。
体育祭も 来るって 言ってるし・・
来なくて、いいのになあ〜!」


「ママちゃん、楽しみにしてくれてるよ
ね。ご飯、何かな? 楽しみだね!

明日・・か。本当は 団長と あみ先輩、
出たかったよね・・なのに 裏方 がんば
ってくれて。わがまま、言ってたら
ダメだね!あみ先輩の分も がんばらなきゃ! ママちゃんも 来るし!」


そうだ…自分の事ばかり考えてた…


バカだ〜!
頼まれた事の責任、果たさなきゃ。
あみ先輩達の為にも、ニナの為にも。
ママちゃんも 期待してくれてる。
みんなの為に、明日は やる!


気持ちが 少し 軽くなった。
気まずさも ましになって、
ヒロの家に 着いた。

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