みつばちとはちみつ


「応援団のみんなも 今更 振付 変わるの大変だから 納得してくれてる ってのは わかったけど・・ヒロが できるかなぁ? 私は まだ たまに道場行くけど、
ヒロ、中学で ラグビー 選んで
空手 やめてるし 演武、無理じゃない?
ね、ヒロ? 」


いじわるそうな顔して!なんか腹立つ!


「〜!!ニナ、俺 やる!やってやろうじゃないか!くう、完璧にしてやるから 見てろよ! ニナ 練習、何時から?」

「あ、ありがと・・放課後、テニスコート・・集合・・」

「わかった! 昼飯食ってくる!
美味しいからな〜、母さんの弁当!」


くそ〜!くうの奴!
なんで あんな奴、
さっき かわいいとか 思ったんだ!
あいつの何を 観察するんだ!


俺と 離れても 平気だって事しか
わからなかったよ!
もう、彼氏の方がいいのか!


……寂しいのは、俺だけかよ!


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