みつばちとはちみつ


下に降りると、ニナが 母さんの横で
料理の 手伝いを していた。


「 そうそう、で、こう切って・・」

「おばさん 無理!このニンジン 生きてる!切ろうとすると動く!」

「はははっ!生きてる訳あるか!料理
習いたてのくう みたいだな、 ヒロ。」

「あ〜、うん。そんな感じだったな。」


…疲れた!ソファに座って 3人のやりとりでも 見とこ。くう、早く起きないかな…


「ニナも くうと一緒に 母さんに指導
してもらえよ。」

「あら、それ いいわね。ニナちゃん
いらっしゃい?」

「え、でも・・」

「おばさん、ニナちゃんの事も大好き
だもの。ニナちゃんも この家 よく来て
くれるように なったら うれしい!」


「そうそう。で、俺が いない時は
ヒロを監視 しといてくれ。
さっきみたいな事、しないように。」


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