みつばちとはちみつ
そういう俺の前に立ち、座ってる俺の
おでこに 一瞬だけ キスした。
「・・おまじない・・」
明るい朝の陽射しのせいで 赤くなった
顔が 目立つ。
この顔が 俺の理性を なくさせるよな…
「くう、もっと。足りない。」
更に 赤くなって、
「だめ!こんな明るいとこで!・・また あとで・・」
よし!やる気出た!いくぞ!
「あら、ヒロ君。いらっしゃい。
久しぶりね〜。いつも、くうちゃんの事
ありがとうね。入って、入って。
お父さん〜。ヒロ君が来たわよ。」
くうの両親は、2人揃ってすごく優しい
人達だ。くうも しっかり、その血を
受け継いでる訳だけど…
こいつは怒ると、めちゃくちゃ 怖いしな
…
不安が伝わったのか、くうが 手を
ギュっと握ってきて、優しく笑いかけて
くれる。
そうだ…こいつの為なら!
「おじさん、おばさん。お邪魔します」