銀河うさぎの夜
そして
地球に着くと

銀河うさぎに向かって

たくさんの矢がとんできました。



銀河うさぎは驚きましたが

丈夫なのでなんともありませんでした。



「どうしたのだろう?ぼくは地球では嫌われているのかな?」



全くおさまる気配がないので

銀河うさぎは早く帰りたくなりました。



そんなとき、



「銀河うさぎさん!」


銀河うさぎを呼ぶ声が聞こえてきました。

みてみると

うさぎの女の子が

銀河うさぎを呼んでいます。



銀河うさぎは

あれが国王うさぎの娘だと思いました。



「こんばんは。あなたが国王うさぎのむすめさんですか?」

「そうです。どうか私を月に帰してください。」

「おやすいごようです。そのためにぼくは地球へきたのです。」



こうして

銀河うさぎは国王うさぎの娘を乗せて

月へ帰るために地球を去りました。



地球では

人間のおじいさんとおばあさんが

「かぐやひめ、戻ってきておくれ!」



言いながら泣いていました。
 


銀河うさぎは

いきなり矢を向けられたり

おじいさんとおばあさんが泣いていたりで

なんだか

「地球」はよくわからないところだなぁ

と思いました。
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