失恋のち恋
今井くんに掴まれながら連れてかれる。
手首は彼が掴む力が強くてじんじんと痛みを感じる。
たどり着いたのは人気が少ない路地裏。
「お前、毎晩男とヤってるんだってな」
耳に入るのは鋭い声。
背には壁、目の前には今井くんでもう逃げられない。
視線が痛い……。
怖い……。
「そんなにヤりてぇなら、俺が相手してやるよ」
そう言って、強引に唇を押し付ける。
舌が入り込み、口内をかき乱される。
片手でいとも簡単に腕を束ね上げ、もう一方の手は胸に……。
激しく力を込める。