犬系な彼の飼い主はじめました!?



あれ…生きてる…


ってか痛くない?


目を開けてみると、視界は真っ白。


「ん?」


「アホ…」



その声は間違いなく柵瀬くん、で。



私が落ちる寸前、誰かに引き寄せられたのを思い出す。



「あ…」


一旦フェンスの中へと入る。



中へと入った瞬間、思いっきり頬に痛みを感じた。



「このドアホ!!!」



「え…」



柵瀬くんは力の限り叫んだのが



痛いほどわかった。





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