犬系な彼の飼い主はじめました!?



真言くんはそう言った後恥ずかしそうに私の方を向く。


なんか、可愛い。


「…憂樹、行こ」


「で、でも」


ぐいっと私を引っ張る。


渋々ついていくように私は歩く。



「真言くん」


すれ違うように、1年生が歩いていく。



あの人って…前階段で柵瀬くんと一緒にいた…



「え、まずいんじゃ…」


それでも無言で引っ張る真言くん。






ついに、屋上までたどり着いた。






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