犬系な彼の飼い主はじめました!?



そんな楽しい楽しい昼も過ぎて。



私と早馬くんとが話はじめてはや2週間はたったんじゃないだろうか。



今日は少しだけ、少しだけ早めに学校に行こうと決めて、



いつも通りに堤防を歩いていると



───「奈田!」



振り向くと早馬くんがこっちに駆けてくる。



毎朝ランニング偉いなあ。



それにしたって朝いっつも遅れちゃってるけどさ。



そう思いつつ、「おはよ」


と言おうとした────




「1号…っ!1号しらねえ!?」



そう言ってゆさゆさと私の肩を揺さぶる。



「い、1号?昨日はちゃんといたよね?」



「朝行ったらダンボールごといなくなっててさ…」



だ、ダンボールごと!?






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