銀盤の国のお姫様
「ふふふ、今年はサンタさん来るんやろうか。」
私にぶつからないよう注意しながら、腕を回しながら、歩きながら、天井を見上げて言う。
「サンタさんね、何か頼んでいるの?」
「うん。たこ焼き機に、たこ焼きの材料やろう。
はあ、終わったら、たらふく食べたいなぁ。」
大阪出身の小まりらしい。
「たこ焼きの中身は何にしたいの。」
「うーん、たこは定番すぎるから。
こんにゃく、梅干し、ふーん、今までやったことのない中身にしたいな。」
小まりの頭の中では、色んな種類の中身が入ったたこ焼きを作っては味見しているのだろう。
「キムチ入れたら、辛すぎるしな。ふーん。」
今にもよだれが垂れそうだ。
この後、小まりとずっとたこ焼きの話で盛り上がり、
「あんた、もうええかいな!(もういい加減にしなさい!)」
と、コーチである彼女の両親に怒られて、
「じゃあ、さぁいなら。
またあとで、会えたらいいね。」
と、どこかへ行ってしまった。
私は、はぁとため息をついてしまった。
私にぶつからないよう注意しながら、腕を回しながら、歩きながら、天井を見上げて言う。
「サンタさんね、何か頼んでいるの?」
「うん。たこ焼き機に、たこ焼きの材料やろう。
はあ、終わったら、たらふく食べたいなぁ。」
大阪出身の小まりらしい。
「たこ焼きの中身は何にしたいの。」
「うーん、たこは定番すぎるから。
こんにゃく、梅干し、ふーん、今までやったことのない中身にしたいな。」
小まりの頭の中では、色んな種類の中身が入ったたこ焼きを作っては味見しているのだろう。
「キムチ入れたら、辛すぎるしな。ふーん。」
今にもよだれが垂れそうだ。
この後、小まりとずっとたこ焼きの話で盛り上がり、
「あんた、もうええかいな!(もういい加減にしなさい!)」
と、コーチである彼女の両親に怒られて、
「じゃあ、さぁいなら。
またあとで、会えたらいいね。」
と、どこかへ行ってしまった。
私は、はぁとため息をついてしまった。