【貴方と本当のキスがしたい。】(*ラブコスメ参加作品)


藍原専務はより一層

強く私を抱き締めながら

息が上手く出来ないくらい

舌を熱く絡ませてきた。


「…あっ…はぁ…んっ。」


力が抜けていきそうで

私の目から、何とも表現し難い

たくさんの涙が溢れ

キスに涙の味が混じった。


それに気づいたのか

彼の腕が段々弱まり

やがてどちらともなく唇が離れた。

お互いを繋いでいた

銀色の糸がプツリと切れるのを

初めて見たと共に

蕩けてしまいそうなほど

濃厚なキスをしてしまった事に

私の体中の血液が

ドクンドクンと

熱く流れていくのを感じた。

思い出したように

お互いに息があがり

目から次々溢れる涙は止まらず

力が抜けて

足元が不安定になった私は

崩れ落ちそうになったところを

彼に抱き抱えられた。


右手の親指で涙を拭われ


「…ずっとキスしたかった。
もう…我慢しない。
俺は、美紅…君を愛してる。」


と、愛を囁かれた私は



……彼に優しく抱き締められた。


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