お姉ちゃんの憂鬱
「で、おふざけはこの位にして、これからどうするよ?」
直くんと離れるという選択肢はもうない。だって、離れる理由がないもの。
「とりあえず俺の方から教員全体に広めるわ。こういうのはここだけでこじんまりとやってても解決するもんじゃないからな。それに、なんかあった時、わかってる大人が多い方が動きやすい」
「おお、メガネが珍しくちゃんと教師っぽいことしてる」
「三船、お前今メガネって言ったな?なんだ?おれの本体はメガネか?おれ自身は付随品か?」
「まぁまぁ、そんなお怒りなさるな。じゃ、先生たちの方は先生に任せて、あたしたちはどうしようか」
「基本的に単独行動はNGだろうな。直江もだし、オレらもだ。オレは一人でも大丈夫だけど、お前らについてた方がいいだろ」
「そうだねー。てか、メグも一人で行動とかしないでよね?女の子が相手だったらメグだって戦えないでしょ?」
「あー、まあそうだな」
「色仕掛けとかされても乗るなよエロ魔人」
「え、オレいつの間にエロ魔人になったの。つうか知らん相手に色仕掛けされても気持ち悪ぃだけだからその心配はない」
「メグがエロ魔人とかウケるな。むしろメグは誠実だと思うけど」
「香奈子はいい子だな。嫁に来い」
「だが断わる」
「…お前らの仲のよさは十分に伝わったから、真面目に対策を練れアホ」
「メガネ教師がアホとか言っちゃダメですよ。教育委員会が飛んできますよ」
「いやメガネは関係ないだろ」