Love their
サトルと里子。



そんな私の押し付けを2人で逃していたのかな…?




一時忘れていたさっきの出来事を再び思い出した。



運転手の言う通りなら、



自分と向き合わなかった自分への罰なのかもしれない。



悔しくて情けなかった、憎くて腹立たしかった…。



そんな2人への思いがすーっと消えていくようだった。





ごめんね。




本当にバイバイ。







彼についていくから。






夜風と深呼吸すると握り締めた携帯を開いた。





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