誰もしらない世界
その日から、歩は店に出勤しながら自分だけのアパレルブランドを立ち上げる二足のわらじ生活が始まった。

店へいつものように歩が出勤すると、米村は店へとビジネスの話を持ちかけにやって来る。

歩は米村が座る席へと腰かける。

歩(失礼します。)

米村(今日も絶好調だね。)
そう米村は微笑む。

歩(絶好調だなんて、とんでもないです。)

米村(ははは。相変わらず謙虚だね。僕は君のそんなところが気にいったよ!はははは。)

歩(あはは。色々とありがとうございます。)


そう二人が談笑しているときに店の外が騒がしくなっていた。

ざわざわ…ざわざわ…

キャスト(え…れいかさんがいるわ。)

キャスト(どうしたのかしら急に…れいかさんこんなとこに来れる状態じゃないはずなのに)
キャストの声がひそひそ話す声が聞こえる。
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