Dear席替えの神様

5分ぐらい待つと、誰かが下駄箱にやって来た様だった。私は顔をあげず下駄箱に寄っ掛かっていた。

「あれ、篠崎さんじゃん」
「か…雁美くん?!!」

突然声をかけられたので、凄く驚いた。

振り返ると、雁美くんが靴を履きながら私に話しかけて来てくれて。

「なにやってんのー?あ、もしかして麻衣架待ってる?」

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