Dear席替えの神様

「髪の毛切ったんだね―。」

雁美くんと折角話すチャンスだったのに、どうしよう、どうしようって考えてたら恥ずかしくなっちゃって、顔を伏せてしまった。

しばらく沈黙が続いたけれど、私はなんて答えて良いのか解らず顔を伏せたままだった。


「…あー。ごめん。男子苦手だよね?あんまり男子と話してるのみたことないし…。ごめんね?ばいばい!」

っていって下駄箱を出ていった。

  
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