Kissから始めよう
「ちゃんと言って。俺が全部上書きするから。」


「雄輔さん…私、私っ」


「過去の事は何も言わないよ。
でも、今の事はちゃんと聞く。
どこを触られたの?」


涙を零しながら、彼女は小さく答えた。


「胸と…」


恥ずかしそうに小さな声でボソリと言う、それは女性の大事な場所。


「ちゃんと消毒しなきゃな。
一緒にお風呂に入ってあったまろう。な?」


守ると決めたんだ。


一生、側にいると決めたんだから。


辛いことも悲しいことも、嬉しいことも楽しいことも。


全部和佳奈と分かち合っていきたい。

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