Kissから始めよう
「!」

「ありがとう、和佳奈。」


小さな声でそう言うと、握った手を離す。

顔はずっと書類を見ているのに何故気付いたのだろう。

不思議だ。


「はい。」


更に小さな声で返事をすると、
自分のデスクに戻り、パソコンを立ち上げる。


ふとスマホの振動に気付いてバッグから取り出すと、美来からの返事だった。


【ランチ行きましょうね!】

嬉しいお誘いだった。


OKの返事をして仕事に取り掛かる。

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