*華月譚*花ノ章 青羽山の青瑞の姫
「…………んまぁっ!!!
栗野、すごいすごいっ!!
なんて速いの、風のようだわ!!」
全身の筋肉を惜しむことなく使って駆ける栗野のたてがみに、汀は嬉しそうに触れる。
しばらく風を楽しんでから、汀はうんうんと頷いて口を開いた。
「………よし、そろそろ満足したわ。
お尻と腰も痛くなってきたし………。
こんなものにしておきましょうか、栗野」
汀はにこにこと栗野の首筋を撫でた。
しかし、栗野の走る速度は、どんどん上がっていく。
「…………栗野?
もういいわよ、さぁ、止まって」
体勢を崩しそうになって栗野の首にしがみつきながら、汀は少し慌てたように声を上げる。
はっと思いついて手綱をぐいと引いたが、栗野の足は緩まない。
「…………えっ、ちょ、ちょっと………、栗野!?
とっ、とまって、とまって!!」
振動が大きくなり、今にも栗野の背から振り落とされそうになる。
「くっ、くりのーーーっ!!
もういいのよ、大丈夫だから!!
あっ、きゃぁーーーっ!!」
栗野、すごいすごいっ!!
なんて速いの、風のようだわ!!」
全身の筋肉を惜しむことなく使って駆ける栗野のたてがみに、汀は嬉しそうに触れる。
しばらく風を楽しんでから、汀はうんうんと頷いて口を開いた。
「………よし、そろそろ満足したわ。
お尻と腰も痛くなってきたし………。
こんなものにしておきましょうか、栗野」
汀はにこにこと栗野の首筋を撫でた。
しかし、栗野の走る速度は、どんどん上がっていく。
「…………栗野?
もういいわよ、さぁ、止まって」
体勢を崩しそうになって栗野の首にしがみつきながら、汀は少し慌てたように声を上げる。
はっと思いついて手綱をぐいと引いたが、栗野の足は緩まない。
「…………えっ、ちょ、ちょっと………、栗野!?
とっ、とまって、とまって!!」
振動が大きくなり、今にも栗野の背から振り落とされそうになる。
「くっ、くりのーーーっ!!
もういいのよ、大丈夫だから!!
あっ、きゃぁーーーっ!!」