レンタル彼氏を使ってみました(仮)
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微かに光が漏れるその扉へ手を掛ける。
やっと明るい場所へとやっと出られた。
走ったおかげで息切れだ。
少ししたら次いで彼も出てきた。
「おい、置いてくなよ」
「つかっあんなんでビビってんの?」
「悪かったわね」
「むしろ、あの骸骨けっこう、いいやつだったぞ」
「あんたなにやってんの?」
「なんか意気投合しちゃって、よくわかんないけど、お宝の場所教えてくれた。」
「そうそう、なんかもらったよ」
そういうと私に紙切れ見せる。
「ソフトクリーム無料券?」
「どうせなら、もう一個聞けばよかったぁー」
「そんなずうずうしいことしないの!」