レンタル彼氏を使ってみました(仮)

***



微かに光が漏れるその扉へ手を掛ける。


やっと明るい場所へとやっと出られた。


走ったおかげで息切れだ。


少ししたら次いで彼も出てきた。



「おい、置いてくなよ」


「つかっあんなんでビビってんの?」


「悪かったわね」


「むしろ、あの骸骨けっこう、いいやつだったぞ」


「あんたなにやってんの?」


「なんか意気投合しちゃって、よくわかんないけど、お宝の場所教えてくれた。」


「そうそう、なんかもらったよ」



そういうと私に紙切れ見せる。



「ソフトクリーム無料券?」


「どうせなら、もう一個聞けばよかったぁー」


「そんなずうずうしいことしないの!」



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