箱入り結婚のススメ

そうやって、式も披露宴も、温かい拍手に包まれて、無事に終わった。


「舞、お疲れ」

「秀明さんも、お疲れ様でした」

「いや、俺は疲れてないよ。
こんなに幸せな気分を味わえるなら、もう一回やりたいくらいだ」


私がクスクス笑うと、秀明さんは真っ直ぐに私を見つめる。


「舞。本当に綺麗だ。必ず、幸せにする」


もう、泣かせないで。
口を開くと涙がこぼれそうだった私は、小さく頷いた。


「本日は、本当におめでとうございます。とても温かい式でしたね」


担当してくれた安永さんと桐生さんがそろってきてくれた。


「ありがとうございます。お世話になりました」


秀明さんと一緒に頭を下げたあと、気になっていたことを尋ねた。

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