箱入り結婚のススメ
「おじちゃんも一緒に寝よー」
「はっ?」
驚く俺に舞が「いいですか?」と聞くから頷いた。
イヤとは言えない。
大事な俺と舞のベッドに、小さな子供。
溜息が出そうだけど、まぁ、事情が事情なだけに仕方ない。
貴也を挟んで、俺と舞。
川の字とはこういうことだ。
「せんせー」
一緒に寝ようと誘ったくせに、貴也は舞にべったりとくっついて、俺のことなんて眼中にない。
おい、それ以上は許さんぞ!
「貴也君、寝ようか」
「イヤだー。ママー!」
さっきまで気丈に振舞っていた貴也が、突然泣き出した。
「ママ、今頑張ってるからね。明日の朝、パパが迎えに来てくれるから」