箱入り結婚のススメ

「どうも速水さんにはストレートに言った方がいいみたいなので、はっきり言うけど、僕はあなたに好意を持ちました。
お付き合いしてもらえないかなと思ってます」

「えっ、あっ……」


まさかの展開に驚きすぎて、言葉が出てこない。
だって、もう二度と会えないと思っていた人に、告白されるなんて。


「少なくとも、連絡先を教えていただけるということは、嫌われてはいないと解釈したんだけど。
僕の経験上だから、これも違ってるかもしれないけどね」


室賀さんはおどけてそう言ったけど、目は真剣だった。


「あのっ、私……こんなこと初めてで」

「わかってる。
だけど、速水さんの率直な気持ちを聞かせてほしいな。
すぐに恋人としてどうとかというのが嫌なら、友達っていうのでも。高校生みたいだけど」


少し困った顔をした室賀さんは、私を見つめた。

ドキドキする。
こんなに近くで男の人に告白されているのだから。
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