ファインダー越しの恋
シズさんの後姿は、若奥様というよりも、まだ娘さんのようだった。


もしかしたら、まだ嫁にいっとらんのじゃろうか・・・

俺は、ふと胸に沸いてきたかすかな期待をすぐさま打ち消した。


いやいや・・・
例えまだ1人でも、俺なんか相手にされるはずがない。


家に帰って、カーカーにシズさんと会ったことを話した。
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