ヤクザは嫌い、です。
「あぁ…いーよ。教えてやるよ//」
俺は朱莉から少し視線を逸らして言った。
つーか…そうとしか言えねえだろ…っ…あんな可愛い顔されて…///
まぁ、別に教える分には何も問題ねぇけどな…
ちらりと朱莉の方を見てみると、
「…よかった。」
朱莉は少しだけ嬉しそうに頬を緩ませていた。
「でも私、相当遅れてるから覚悟しといた方がいいよ。特に数学は元々苦手だったし…入院している間に訳わからなくなって…」
…あー…なるほどな…
勝手なイメージだけど…朱莉は勉強が出来なさそうではないし…
(逆に何でもこなせそうな気が…)
そういうことなら
「大丈夫だろ。俺が教えるんだし。」
「…何その上から目線は…」
朱莉はじとりとした目で言った。