ヤクザは嫌い、です。
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不安に思いながらも歩いていると、大きな水槽の前に立っている人が目に入る。
あれは…
「優斗?」
私が声をかけると、こっちにゆっくり振り向いた。
「朱莉…。」
…やっぱり…不機嫌そうなんだけど…
一体どうしたんだろう。
すると、私が1人で来たことに気付いたらしく、辺りを見回す優斗。
「あれ…あいつらは?いいのかよ放っておいて。楽しそうにしてたくせに…。」
???
なんか最後の方、声が小さくて聞こえない…
「あぁ…なんかここからは私と優斗で回ってきてって言われて…。」
「……はぁっ?!」