ヤクザは嫌い、です。
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私が再び目を覚ましたのは
倒れてから数分後の帰り道でのことだった。
「…大丈夫か?」
…優斗…
…また、迷惑をかけてしまった…
私をおぶってくれているから表情は見えないものの…
…怒ってるよね…さすがに。
「つーか…なんで熱あんのに無理して大学まで来たんだよ。」
ぽつりと言う優斗。
「だって…優斗が携帯忘れて出て行っちゃったから…。もし今日仕事があったらやばいんじゃ…と思って。」
「あぁ?!そんなことどーでもいいんだよ!俺なんかより自分のことを大事にしろ!こんな熱なんだからさ…。いや、確かに、その気持ちは嬉しかったり…」
「そうだよね、ごめん。」
なんか優斗が続きを言ってるみたいだったけど…
私はそれを遮るようにして謝った。