ヤクザは嫌い、です。
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なんとか無事にスーパーにたどり着いて、買い物も終わったけど…
外に出るのが怖い。
一応巻けたみたいだけど…帰りは買ったものが邪魔で走れないし…
不安なまま恐る恐る外に出てみると…
…よかった…居なさそう…
ホッとしてそのまま歩き出すと
「朱莉。」
「うわあああぁぁ!」
不意に背後から声を掛けられて、大絶叫してしまう。
「…驚きすぎだろ」
あれ、この声…
振り返って見てみると、そこには優斗がいた。
「な、なんだ…優斗か…」
「…なんだってなんだよ。」
「いや、帰ってていいって言ったのになって。ずっとここで待ってたの?」
すると何故か優斗は視線をずらした。
「別に…な、何でもいいだろ。ほら、行くぞ。それ持つから。」
「…あ、うん。…ありがとう。」
そうしてまた隣に並んで歩き出す。
…?変なの。
でも、なんだろう。優斗がいて凄く安心した自分がいる。
それに、さっきは確かにあった誰かの気配も無いし…なんだったんだろう…

