青い残光【完】







梅さんもスタメンで出場し、アシストもした。


得点すると皆のこぼれるような笑顔が輝く。
梅さんの笑顔がひときわ眩しく見えて、梅さんの活躍が自分のことのように嬉しかった。









結局、西高がトーナメントを制して練習試合は終わった。
やっぱり、練習試合が終わった後は学校へ戻って練習らしい……







各自荷物をまとめていると、どこからか「大貴!」と彼を呼ぶ可愛らしい声が聞こえた。

ふと梅さんの方を見ると、彼に向かって歩いてくる女の人がいた。








日傘を持ち、白地に小花柄のワンピース。
その女の人は可愛らしい人だった。




女の人に気付いた梅さんは、驚いた顔をしていた。
周囲の先輩たちがニヤニヤしているのが少し気になった。







「えりか……観に来てたのか」





「うん。大貴が頑張ってる試合だもん、応援したくて。かっこ良かったよ」





「…ありがとな」







二人のやり取りを見て、嫌な予感がプンプンした…。
彼の表情は、今まで見たことのないものだった。そして周囲のからかうような様子……。





これって…………















< 32 / 183 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop