青い残光【完】
梅さんもスタメンで出場し、アシストもした。
得点すると皆のこぼれるような笑顔が輝く。
梅さんの笑顔がひときわ眩しく見えて、梅さんの活躍が自分のことのように嬉しかった。
結局、西高がトーナメントを制して練習試合は終わった。
やっぱり、練習試合が終わった後は学校へ戻って練習らしい……
各自荷物をまとめていると、どこからか「大貴!」と彼を呼ぶ可愛らしい声が聞こえた。
ふと梅さんの方を見ると、彼に向かって歩いてくる女の人がいた。
日傘を持ち、白地に小花柄のワンピース。
その女の人は可愛らしい人だった。
女の人に気付いた梅さんは、驚いた顔をしていた。
周囲の先輩たちがニヤニヤしているのが少し気になった。
「えりか……観に来てたのか」
「うん。大貴が頑張ってる試合だもん、応援したくて。かっこ良かったよ」
「…ありがとな」
二人のやり取りを見て、嫌な予感がプンプンした…。
彼の表情は、今まで見たことのないものだった。そして周囲のからかうような様子……。
これって…………