青い残光【完】












少しの沈黙の後、梅さんは少し気まずそうな顔でこちらを見てきた。
きっと、一気にしゃべる中でわたしがリアクションをしなかったから困らせてしまったんだろう…。








「…ごめん、おっしーにこんな情けないこと言って。」






わたしは両手を胸の前で振りながら否定する。
むしろ、話してくれて嬉しかった…とはさすがに言えないけれど。







「あ、いえ。あの……わたしのアドバイスを、梅さんは求めているんですか…?」







「ん?」







「そこまで自分の夢に対して真摯な梅さんが…最後の部分だけ人に決めてもらうつもりなんて、ないんでしょう?」







わたしがそう言うと、梅さんは大きく目を見開いた。
そんなに驚いたのか、口がパクパクと開閉したものの…言葉が出なかったらしい。






少し経って動揺していた様子が落ち着いたのか、彼には笑顔が浮かんだ。






それは紛れもなく、わたしに向けられたものだった。
一気に、顔が熱くなったのが分かった。















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