青い残光【完】
そんな決意を抱え、体育祭と文化祭が終わった。
秋も終わり、冬の始まった頃。
選手権の予選も、着々と決勝まで勝ち進んだ。
次の予選決勝を制したチームが、選手権本戦に出場出来る。
練習も休みがほぼなくなり、週末も練習試合ばかりになった。
夏場と比べるとドリンクの補充は頻繁でないものの、やっぱり忙しさはハンパなかった。
同級生のサッカー部員に手伝ってもらったり、たまにきらりさんに来てもらったりしていた。
その日は、久しぶりにきらりさんがお手伝いに来てくれた日だった。
きらりさんも最近は勉強が大変らしく、会って話すのも久しぶりだった。
皆のジャージとタオルをたたみに部室に二人でやってきた。
部室の隅にしゃがみ込み、作業をしながらお互いの近況を話したり、サッカーの話題で盛り上がった。
わたしは、きらりさんにどうしても話したいことがあった。
「あの、きらりさん」
「ん?」
「……実はわたし、選手権が終わったら告白しようと思ってる人がいるんです。」
きらりさんは、わたしがそう言うと作業の手を止めずに頷いた。
少しの間、無言が空間を包んだ。
「…なんとなく分かってたよ。」
「…きらりさん……」
「梅田くんでしょ?」
名前を当てられると、ドキリと肩が跳ねる。
それに、顔が熱くなるのを感じる。多分、真っ赤になっているんだろう。
わたしのその様子を見て、きらりさんはクスリと笑った。