青い残光【完】
「瑠璃ちゃんは可愛いねー。……瑠璃ちゃんのことが好きな人、部員で結構いるんだよ?」
「え?絶対いないですよ、そんな人!」
そう返事をすると、きらりさんがため息をついた。
「んー…結構彼ら、アピールしてると思うけど………。ま、周囲のアピールにも気付かないくらい梅田くんのことが好きなら、ちゃんと全部伝えなよ」
「………はい」
きらりさんは、えりかさんのことがあるからか…それ以上は何も言わなかった。
だけれど、また話したいことがあればいつでも聞くと約束してくれた。
会話はそれで終わり、グラウンドに戻り片付けをして、取り止めのない話題で談笑しながらきらりさんと別れた。
陽が落ちるのがどんどん早くなり、前まで明るかった時間でももう空は真っ暗だ。
漆黒の空には、冬の星座が散らばっている。
空を見上げながら、ふと考える。
きっと、次にきらりさんに話すことは………
わたしは、首を振って考えるのをやめた。